以前こちらの日記でも紹介させてもらった、神戸市動物管理センターの譲渡犬だったジーコちゃん。すっかり新しい飼い主さん宅にもなじんで幸せいっぱいの様子です。
飼い主さんが送ってくださったジーコちゃんの「肉球」の画像。
わんこの顔や全体像だけでなく、こんなところまで写してくださるってところに、私は深い愛情を感じるんです。ああ~、ジーコちゃんはこんなにも愛されているんだなあって。
お散歩にも一日3回連れて行ってもらっていて、ご主人だけでなく奥様にも甘えるようになってきたと聞いています。
こんなに幸せになったわんこがいる一方、全国の行政施設、民間保護施設では、新しい家族とご縁のないままの子たちがたくさんいます。
神戸市では来週の水曜日に年内最後の譲渡会が開催されますが、現在神戸市動物管理センターには飼い主さんの決まっていない子たちが子犬・成犬あわせて16頭います。
民間の施設に比べたら少ない数だと思われるでしょうが、このように日本は犬猫の命が「余っている」状態なのが現実です。
2006年は、夏に神戸で起こった犬の路上遺棄事件(犯人は逮捕され、犬たちはすべて譲渡されました)、広島のドッグぱーく崩壊、徳島崖っぷち犬救出など、メディアを通して「動物の命」について再度考えさせられる1年だったと思います。
もちろん、報道されないところでも多くの動物たちが人間の身勝手な行為により犠牲になっています。
日本で年間に殺処分される犬猫の数は約40万頭といわれています。
昔に比べたら減ったほうですが、減っても40万頭という数です。
日本人がいかに動物たちの命を育てることに無責任かということがわかります。
もっともっと多くの人に、この現実を知ってもらいたい。
そして、「余っている」のだから、これ以上「増やす」ことに加担しないでもらいたい。
新年を、温かい家庭で迎えられない子たちがたくさんいるのです・・・・・・